命題13

命題13

 

 

1の量が第2の量に同じ比を持つと同じように第3の量が第4の量に同じ比をもち、第3の量が第5の量が第6の量に持つ比より大きい比を第4の量に持つならば、第1の量もまた第5の量が第6の量に持つ比より大きい比を第2の量に持つ。

 

1の量Aが第2の量Bに同じ比を持つと同じように第3の量Cが第4の量Dに同じ比をもつとし、第3の量Cが第5の量Eが第6の量Fに持つ比より大きい比を第4の量Dに持つとする。

 

1の量Aもまた第5の量Eが第6の量Fに持つ比より大きい比を第2の量Bに持つことをいう。

 

CEの同倍数がいくつかあり、DFの他の同倍数があるから、それらを取られるとし、Eの倍数がFの倍数より大きくないとき、Cの倍数はDの倍数より大きい。GHCEの同倍数としKLを他の、任意の、DFの同倍数とし、つまりGKより大きいが、HLより大きくない。倍数GCより大きい、MもまたAの倍数とし、倍数KDより大きい、NもまたBの倍数とする。definitionX.7

 

さて、ABに対し同じようにCDに対し、そしてACの同倍数MGが取られて、BDの他の、任意の、同倍数NKが取られるから、それゆえに、MNより大きいならば、GもまたKより大きい。等しいならば等しい。小さいならば小さい。definitionX.5

 

しかしGKより大きく、それゆえにMもまたNより大きい。

 

しかしHLより大きくなく、MHAEの同倍数であり、NLBFの他の、任意の、同倍数であるから、それゆえにABに対してEFに持つより大きい比を持つ。definitionX.7

 

それゆえに、第1の量が第2の量に同じ比を持つと同じように第3の量が第4の量に同じ比をもち、第3の量が第5の量が第6の量に持つ比より大きい比を第4の量に持つならば、第1の量もまた第5の量が第6の量に持つ比より大きい比を第2の量に持つ。

 

証明終了

 

 

 

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